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"大衆演劇(旅芝居)の在る状態"が好きなので

劇団荒城 真吾八番勝負の日@浅草木馬館 2017年10月26日 お芝居「隊逝きて」

10月。劇団荒城の木馬館公演では1回公演でお芝居を2本上演されるという情報がネットに上がっていたのを見つけました。

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1日で4本もお芝居が見られるってこと?!」

こんなまたとないチャンス。思い切って日帰りで東京へ行くことにしました。いつ行くか(行けるか)悩みに悩んで、ギリギリ26日に決行。

お上りさんなのでこの幟を見ただけでテンション急上昇〜

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貼り出されたお外題一覧。終了したものに「×」が書かれています。

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壮観です

 

10月26日 「真吾八番勝負」の日の演目:

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お芝居三昧(四味?)とはこのことか。すんごい楽しかった。。。

昼の部 前狂言「鎌太郎仁義」ーー 王道の股旅仇討ちもの
昼の部 切狂言「赤垣源蔵」ーー 忠臣蔵外伝 定番の武士もの
夜の部 前狂言「二つの顔を持つ男」ーー 笑いあり涙ありの異色の剣劇

そして最後、夜の部切狂言「隊逝きて」。

狂言なので長めのお芝居と思いきや「30分ほどのお芝居です。時間は短いですが、言いたいことが詰まっています」と、真吾座長が口上で言われました。

あらすじ

時は幕末、会津白虎隊の話。食料調達のために隊を離れた士中二番隊隊長 日向内記(ひゅうがないき)。 その間、少年兵たちは自ら動いてしまい、飯盛山から鶴ヶ城に火が上がるのを見て、城が落ちたと思い自決する。残された日向は・・・

 

舞台模様 断片

休憩時間。劇場内に流れるBGMが、ロック調の曲から詩吟に変わりました。何と詠われているのかはほとんど聞き取れないのですが、とても重い内容な気がして 「もしかしてもうお芝居に入ってる?」と、思った次の瞬間、開演を告げるブザーが。

ブーーーーー・・・

この時のこのブザーの音が、とても厳かに感じたんです。まるで大きな笛の音のような・・・

幕があくと、舞台は真っ暗。荒城真吾さん演じる日向内記が下手に座り、上手にいる一人の侍が、会津藩主からの伝文を日向に告げるところから始まります。

ネタバレを避けようと思うとなかなか書けないのですが、日向がこの後どう行動するかが、描かれたお芝居でした。

 

わたしのような白虎隊の知識の乏しい者でも楽しめました(悲劇なのですが)。

 

劇団荒城の芝居に対する凄まじい執念。

日向が板に突っ伏すれば、そのまま板に沈んでいきそうなのです。

白虎隊がザックザックと進む方向は、舞台袖を越えてとてつもない遠くに行ってしまいそうなのです。

最後には、鮮やかな1枚の絵のようなシーンが、待っていました(涙腺崩壊)。

後から教えてもらって知ったのですが、投光器を使わない演出だったと。ああ、だから最後のシーンの時だけ、パッと輝度が上がって、鮮やかな1枚の絵に見えたんやなあ、、、と思いました。

最後の音楽も、あかんやつで。。。ベタといえばベタなんですが、もうこれしかなかろうみたいな選曲(涙腺再崩壊)。

 

「知識がなくても楽しめる」ように

先日、ある座長さんから、古典や名作のお芝居を立てる際に大切にしていることを教えていただきました。「どんな複雑な物語であってもキモは1つか2つ。それを一番に考える。そこを外さなければおおよそ大丈夫なんです」と。

つまり、史実や時代背景、プロットの描写は大事だけれど、縛られすぎたり、それが先行するのは違う、ということかと、理解しました。

「隊逝きて」でいうと「どんな時も生きる」こと、でしょうか。

「30分の中に言いたいことがすべて詰まっている」

まさにこの言葉通りのお芝居でした。

  

 

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浅草木馬館の英語チラシとビギナーズラックでゲットした大入りのティッシュにテンション猛烈アップ

 

夜の部を待つ間、ちょこっと散歩 舞台衣装屋さんのディスプレイの「南無妙法蓮華経」の着物に目がハートマークになったりと

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 欲しいものがいっぱい

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お上りさんにとって夢のような浅草の1日
ああまた行きたいなあ〜


 

 

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