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"大衆演劇が在る状態"が好きなので

2016年8月2日 まな美座@新吉宗劇場 旅芝居の風

まな美座 大衆演劇

8月2日、和歌山の新吉宗劇場へ。少し前に、まな美座(まなびざ)さんが夏か秋に関西に来られるかもと聞いて、楽しみにしていました。車窓から海を見ながら和歌山市駅に到着、またバスに乗って、8分ほど歩いたところに劇場があります。

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お芝居は「おけさ慕情」でした

あらすじ(冒頭のみ)

佐渡に住む夫婦とその母親が交わす情を描いた時代人情劇。1幕2景、55分。

(聞き書メモより。名前の漢字は当て字です)

佐渡の船着場。年に1度の祭りが終わり、商人たちが帰り支度をしている。商人の正三郎(市村新さん)と宿の女おしの(夢一途さん)がやってくる。正三郎はおしのに思いを寄せているが、おしのには数年前出て行った夫がおり、残された夫の母親(島崎寿恵座長)と2人で宿を切り盛りしながら、夫の帰りを待っている。

海が荒れたため、3日遅れで着いた船から、行商の女(媛野由理さん)が降りてきた。祭りが終わってしまったので商売にならないと毒づく女。どうしてくれるんだい、うちでは腹を空かせたこどもが10人もいるんだよ。同じ船に乗り合わせていた旅がらす(里見剣次郎さん)が声をかける。金なら俺がやろう。その代わり、ちょっと力を貸して欲しいんだ・・・

何度か見たことのある「大島情話」と同じお話。夫と妻、息子と親、義理の娘と親、互いを思い合いながら生きている。最後はちょっとほろ苦く。。。

 

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終演後 こどもたち(お孫さんたち)に囲まれながら 挨拶される島崎寿恵座長 

 

主に関東を回られている大衆演劇劇団

大衆演劇が好きで、可能な限り1つでも多くの劇団さんとお芝居小屋に行こうと、余暇の全てを注ぎ倒して(笑)通っていますが、まだまだ半分にも満たず、特に東海より以東は未知の世界です。

大衆演劇つながりで知り合えた関東圏在住の友人から、「関西の劇団(もしくは関西でよく公演されている劇団)は関東とは違う」と聞くのですが、どう違うのか、全然想像が及ばなくて。

 

まな美座さんも、現在関東を中心に回っておられる劇団の1つ。 

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島崎寿恵座長 「戻り橋暮色」冒頭の "大阪は みなみの新地のあたりに.."という語りのところは、自ら語り 舞へとつなげる   

  

今回、まな美座さんを見て、あ、確かに。なんだろう、ムードがぜんぜん違う..と思いました。それは、まな美座さんならではのムードかもしれないのですが。。。

 

まず、時の流れがゆっくりしている感じ。。「関西」より明らかにスロー。関西のテンポが早歩きとすると、こちらはアンダンテ。もちろん、実際に流れる時間のテンポが変わるわけがないので、あくまでもそんな感じがした、という意味です

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里見剣次郎さん「船頭さんよ」ゆったりと朗らかな舞

 

もう1つ感じたこと
単に「昭和」という固定の時代ではなく
もっと、普遍的な、懐かしさ。

この先、時代が移ろうとも、誰しも共通して持ち続けるだろう
変わることにない、懐かしさ。。。

それは平成生まれの子たちですら、まとっていて。

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リクエスト舞踊 媛野瑚南さん「浪花節だよ人生は
わずか4歳にして かもすムードといい
絶妙の「間」を会得しているのに 驚いたー

 

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夢一途さんと夢魅音さん「島根恋旅」

 

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市村新さんと媛野瑚心さん「酔いどれ子守唄」

  

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媛野瑚白さん「龍神」

 

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媛野由理さん「無言坂」

 

写真で見直してみると、あ、やっぱり違うな..と改めて感じます

 

貼り出されていた連名表 

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座長と息子さん夫妻とお孫さんで構成。100%家族劇団による、ゆったりと流れる旅芝居の風を、たっぷりと味わいました。

この「風」という言葉が、しっくりくるかも。
舞台から吹く「風」が、違う。
見知らぬ土地の風や、刻まれた時間が、お芝居や舞踊のなかで、再生され、届けられる感じ。

大衆演劇は風の芸なのかもしれませんね。。

 

・・・と、まだまだうまく言葉にできずにおり、もどかしいばかりで、すみません
でも嬉しいなあー、関西に来てくださって。

まな美座さんは8月30日お昼まで。今月再び和歌山まで、頑張って(関西とはいえ遠いのです~)参ろうと思います。 

 

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2日め来場者プレゼントでいただいた手鏡

 

まな美座 2016年8月公演

8月30日 お昼の部まで
新吉宗劇場
和歌山市新雑賀町1-1
JR阪和線和歌山駅」・「南海和歌山市駅」から徒歩15分
 阪和高速道路「和歌山IC」から10分)

大人 1,700円 前売り(大人) 1,400 小人 900円
"毎月11日(イイ日)は1000円デー!大人料金が¥1,000となります。
毎月22日はペアデー!二人で料金が¥2,000となります。
※特別公演などの際には、料金が変動することもあります。"とのこと

詳細はカン★ゲキの案内ページをごらんください

新吉宗劇場 | カン★ゲキ 関西大衆演劇情報誌

 

 

 

 

 

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