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chomoku

"大衆演劇が在る状態"が好きなので

2016年3月24日 ゲスト沢田ひろしさん&劇団花車「団七九郎兵衛親殺し」@浪速クラブ

大衆演劇 劇団花車 沢田ひろしさん

劇団花車に沢田ひろしさんがゲスト出演で、特選狂言「団七九郎兵衛親殺し」これは行かねば〜と浪速クラブへ。この日は初代姫竜之助さん出演、「錦之助祭り」に「抽選会」とあって、補助席並ぶたくさんのお客さん。大盛況でした。

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姫京之助座長(左)と錦之助座長(右)の 父子相舞踊

 

(あらすじ)

歌舞伎の『夏祭浪花鑑』という演目の一部を借りて、大衆演劇のお芝居に仕立てられた時代人情劇で、派手な立ち回りが見どころのお芝居。1幕4場、1時間10分。

 団七(姫錦之助座長)とお花(姫乃ほたるさん)の兄妹は、小さい時に親とはぐれ、茶店のお婆(沢田ひろしさん)に拾われ育てられた。団七は任侠道でも律儀な若者、妹は美しい娘に。

あるとき、悪玉親分(初代姫竜之助さん)が茶店にやってきて、お婆に、お花を代官屋敷へ奉公に出さないかという話を持ちかける。奉公とは表向きで、実は代官の妾になれという話。お婆は、お金欲しさに承諾する。

団七は、これを何とか阻止しようと、お花をこっそり連れ出し、自分が出入りしている親分の家に匿ってもらう。団七の裏切りを知ったお婆は、夜の闇に乗じて、悪玉親分の子分を連れて忍び込み、その家の親分を包丁で刺し殺し、お花を連れ出す。

後を追う団七。向かった先は町外れ。おっかあ、金ならある。どうかお花を連れて行くのはやめてくれと、手拭い包みを渡す。中身は石。あっさりバレる。怒り狂って襲いかかってくるお婆。いくら鬼でも親。親殺しは大罪だ。ぐっ堪えるも、あまりの理不尽さに、団七は、とうとう刀を抜いてしまう・・・

 

団七役、お芝居の扮装で口上挨拶される姫錦之助座長 

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ちらっと見える派手な刺青も、見どころの1つです

 

感想など 炸裂する沢田アクション、真夏の悪い夢

ストーリー自体は、今の感覚ではとってもヒドイ話で、なんでやね〜んの連続なのですが、そのむちゃくちゃさ含め、大上段ぶりをとくと見よ、というのが、このお芝居のキモでしょうか。

いちばんの見せ場は、育ての親のお婆と団七、沢田ひろしさんと錦之助座長による「殺し」の場面。

団七にとって、どんな鬼でも親は親。防戦に徹するも、そんな甘いことでは返り討ちにあってしまう。それでも、必死で、必死で、懇願する団七の、育ての親を親と思う気持ちを、ズタズタに引き裂く、沢田ひろしさん扮するお婆。

第一場では、至って穏やかなお婆さんという風情だったのが、第二場では別人に。ぞっとするような恐ろしい形相を、じわじわと表出されて、憎たらしいとか悪人とか、そんなレベルを通り越して。。。そう、もはや人でない。人技を超えた鬼神。

団七にヒュンヒュンと襲いかかる、華麗なるアクションが炸裂!その動きたるや、仮面ライダーに出てくるショッカー(古い‥)。バック転まで!そんなんするお婆さんは初めて。すごかった・・・若者言葉で言うところの「マジ怖い」というやつです。

お婆が残忍であるほど、団七の怒り、殺意に説得力が増す。

(もう我慢ならねえ!)

刀の柄に手をかける団七。

折しも夏祭り。激しく轟く太鼓と、御輿担ぎの掛け声。

「ちょうさや、人殺し!ちょうさや、人殺し!」

囃子の大合唱のなか、ざんばら髪に全身刺青のからだをワナワナ震わせながら団七が、筵をかぶり、舞台から客席に飛び降りる!劇場の興奮は頂点、物語はまだ終わらない。。。

 

と、1ヶ月以上経ってからようやく書いてまして、うろ覚えになってしまったところもある中で、思い出すのはあの囃子

「ちょうさや、人殺し!ちょうさや、人殺し!」

狂ったように回るお婆、挑む団七の鮮やかな刺青。

真夏の、悪い夢のような舞台に、興奮させられた自分がありました。

 

興奮は舞踊でも。

 

怪優 沢田ひろしさん 

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この日の舞踊「風の盆恋歌」の、「人形振り」

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悲しみで凍った血が、全身を巡り、人形になってしまったのか・・・

曲の途中から"人形"と化すひろしさんに、はじめ、シーンとなって、「何が起こっているの?」と。で、次の瞬間、わっ!と声が上がり、わーっと拍手喝采。すごいと思ったら黙ってられない、こういうハコの状態、たまらんです

 

錦之助座長

錦之助祭り」で出ずっぱり 早着替えの連続!

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お花役 姫乃ほたるさん

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幼さ残る健気ないもうと みんなが守りたくなるような 

 

姫京之助座長

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後半に登場する、団七の兄貴分の徳三役

激渋、厚みのある色気

 

初代 姫竜之助さん

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「じいちゃんが楽屋に入ると楽しい。昔の話を聞かせてくれる」という孫トーク。聞きたいなあ

 

勘九郎副座長 

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 花形 姫右近さん

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若手ご両人が登場すると客席からひときわ大きな声が飛ぶ 

 

姫海老助さん

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14歳。初代や ひろしさんとの絡みも面白くて 笑ってしまいました

 

空クジなしの抽選会も大盛り上がり

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景品がいいのでびっくり 過去には自転車なども賞品で出ていたそう

電化製品のほか、役者さんの私物や舞踊で使った扇子なども大放出

そらあみんな来るはずやなあ

 

残念ながら何も当たらなかった のですが

”空クジなし”ということで 全員にノートが配られました

やったー
 

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嬉しい〜 けど いつ使おうかしら・・・^^; 

 

 

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