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"大衆演劇(旅芝居)の在る状態"が好きなので

劇団荒城@篠原演芸場 2018年1月15日 夜の部 オールディーズのお店ゆかりのダンス

出張で青森へ移動するのに思いつきました
東京で途中下車して十条へ行けるじゃあないかと。。

時間を計算したら途中までだけど観られる!というわけで参りました。

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舞踊はダメでもお芝居は全部見られる〜と思いきや、ロング公演で前狂言→舞踊ショー→切狂言という構成で、切狂言で痛恨の途中抜け!これからの展開が読めたものの涙涙涙〜〜でしたが、観られてよかった。。

 

狂言は「文七元結」でした。

博打で作った借金で首が回らなくなってしまった大工のクマ(真吾座長・まんまる口髭の三枚目メイクで)。孝行娘が身売りして作ってくれた50両を、帰り道、店のお金を落として死んでお詫びをしようとしている番頭文七(蘭太郎さん・上品な若者)に、「命には変えられない」とそっくりそのまま渡してしまい・・・という、落語が元ネタの定番のお芝居。

場面転換は、幕を閉めずに。背景が目の前でスルスル〜っと変わってゆくのは、紙芝居のようなお伽話感と言いましょうか、お芝居のムードにも合っていて楽しい。無一文で帰ってきたクマを「ええカッコして娘はどうなるんだ」と烈火のごとく怒るカァちゃん(勘太郎座長・口裂けメイクで)とのバトルがあって、またまた場面転換、ポンポンとテンポよく進んでいき、最後は大団円となるのですが、よもやのオチに大笑い。パンチ力ありました。

舞踊ショーのラストは「他人の関係」真吾座長にとって思い出深いショーというお話に、しみじみしました。九州公演中、出会ったオールディーズのお店で着想を得られたとのことで、こういうエピソードを聞いてから見ると楽しさが倍増しますよね^^

友人が「昭和感」と称したのを聞いて、膝を打ち。テイストが古いと言われることもあるとのことですが、、、わたしは好きだなあ。

九州の田舎町、夜な夜な熱いオールディーズのお店。フィリピン人ダンサーからインスパイアされた振り付けで、東京の芝居小屋で旅役者が踊っている、なんて、何かの物語のような気さえする。バ・バ・バ・バ・バン♪(キメ!)の、どストレートな男臭いダンスに、そこはかとない場末の匂い。"ゆうべはゆうべ 今夜は今夜"・・・

 

和歌山のすわん江戸村を拠点とされている劇団紀州と、今は関東中心に公演されている劇団荒城。2日続けて観させてもらったこの2つの劇団さんは、一見全く違うようで、わたしの中では1本の線でつながるように思うのです。また改めて・・

 

  

 

初春和歌山紀行

和歌山海南市にあるすわん江戸村さんへ、週末車を飛ばして行ってまいりました

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近ければ足繁く通いたい(距離もですが高速代がキビシ~涙)

日曜は夕方から駆けつけ、夜の部の途中でいとま。帰りの運転では睡魔に襲われ2度も仮眠してしまい、えらい時間かかってしまった。。通うためには鍛えねばなりません(お財布も、、、^^;)

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また改めて書きたいと思いますーー

 

知ること 今月2つの場所で

「知らないとわからない」、当たり前ですが。。

わたしはおよそ何でもオッケーの無節操野郎なのに、変なところで偏屈で狭量なツボがあって、あかんなあと落ち込みます。好みといえばそれまでなのですが、、

そんな、偏狭さや凝り固まりに気づかせてくれるのは、自分にはない考えを持ったひとや、好みや志向と異なると避け気味だったものであることが多いです。

今月のこと。実はあまり好みではないお外題で、たまたま観ることに。お昼の部を観ました。知っているお芝居の、全然違う世界がそこにありました。終演後の口上で、お芝居について説明があり、演じる際の思いを語られるのを聞いて、目から鱗でした。これまで自分がしてこなかった見方を教えられた気がしました。

うまく言えないのですが、"正確"にやる以外のやり方、そもそも"正確"とは別次元で、もっと大事にしているものがあって、それはとても難しいもので、それを目指すところに生まれるものを見ていくというか、、、うーんまだ言葉が足りません、すみません。

夜の部も、観ました。疲れもあり待ち時間や帰りが遅くなるのも辛かったのですが、、、でもでも、昼の部を観たからこそ、見えてくるものがたくさんありました。

昼の部より伝え方が工夫されている。細かい変化。「音」も変わっていて、少しでも良くしようと考えられた跡が見てとれました。ああ..こうしてお芝居が作られていくのだなと、、観る側もそれに"加担"させてもらっているような。昼の部と役替えされていたので「この方ならばあの場面でどんな風に表現されるのだろうか」とドキドキしながら待って。

わたしは昼夜とも同じ演目を観ることはほとんどなくて(1つでも違うお芝居が観たいというセコイ野郎なのです^^;)、でも両方観たからこそ知る楽しさや、自己満足かもしれないけれど待った分の達成感も相まって、疲れも何処へやら、元気いっぱい胸いっぱいで帰途につきました。数日経った今も、この日のお芝居のことを何度も思い出し考え続けています。
 

もう1つ。

ある劇場で、夜の部が休演に。わたしももう一人いた方も遅刻してしまったので申し訳ない。残念ですがまた来ますということで、劇団の方と立ち話を少し。気になっていたお芝居のことも教えていただけてありがたかったです。

またお話を聞いて初めて、ああせやったんか、と、わかること多しでした。それには胸が痛くなることも、、何度も見させてもらっているのに気づかなかったこと、噂話の弊害など。。

信じるとは何だろう。信じる=良いように解釈する、「あの人はそんな(悪い)人じゃない」とか、じゃない。ですよね。

何をもって「信じる」というのだろうか。

わたしは、、ひたすら待つことしかできない。。固まってるだけとも思う。でも、ただ黙って、待っている。自分がそうしてもらったように。。。
黙っていたら決めつけられることがあります。「あなたはこういう人ですよね」と。決めつけちゃいけない。言わないからって決めつけちゃいけない。逆に言われたことも、その言葉の額面通り、決めつけられたと決めつけちゃいけない。
信じ切る耐性を強めたい。選んでも選んでも言葉は難しいです。別の人間だから。

想像力の限りを尽くして、言葉になっていないところを、考えたい。言葉にならなかった、出来なかった理由に、思いを馳せる。それが、信じるということ かな。。。

また、1つ目のところに書いたように、自分も自分の考えで決めつけていることにも、敏感にならなければ。。。痛い。痛い。すみません。すみませんって何に謝ってるんだかですね。。。

そんなグラグラした心に、その役者さんの言葉は、勇気の火種のようでした。

「自分はこうとしかできないんで」という、その方の、なけなしの言葉。

「自分はこうとしかできないんで」は、「ひたすらやっている」ということ..

教えてもらうことばかりです。

ありがとうございます。

 

 

2018年の幕開け 寿式三番叟と初観劇

1月11日になりました、また1年どうぞよろしくお願いいたします。

お正月に初めて身内を誘って新世界にある劇場へ。。。串カツで釣ったとも言いますが^^;

「寿式三番叟」があり、お芝居に舞踊にたっぷり3時間、めちゃ楽しかった!と。しかもですね、、数日経ってから「座長、元気かなあ」とか言うんです、ボソッと。ええええ、これってこれってもしかして!?「・・・じゃあまた行く?」には「まあいずれ」とのことでしたが。

高校の時、演劇をやっていた友人の芝居を見に、小劇場にしょっちゅう行っていたそうで、その時の気持ちが蘇ったとのこと。

「やっぱりこれくらいのサイズの生の舞台はええなあ」

だらだら仕事しながらお正月らしさゼロの3が日でしたが、今年は元旦夜から「三番叟」も観られて、観劇モードはトップギア笑。加えて身内といろいろ話せたことが嬉しくて。

”一緒に観ると楽しみが増える”。新しい年、さっそく1つ教わりました。

 

 

2017年の感謝観劇 振り返り舞踊 後半6つ

2017年の感謝観劇 振り返り 舞踊の後半6つ書き置きます:

紅あきら同魂会会長「桂春団治」2017.7@明石ほんまち三白館

おざぶを持って登場された紅あきら会長

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三枚目ショーなので こんなメイクで

扇の名がなければ あきら会長とわからない徹底ぶり

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途中に挟まれる お客さんを交えてのオリジナルの語りもさいこうで

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泣き笑い ど阿呆浪速男の世界そのもの
芸魂に拍手喝采でした

 

荒城照師さん@2017.10 浅草木馬館

ロックな曲に乗せてのひたすらカッケー女形舞踊。見上げるほど背の高い身体、頭のてっぺんに一本の赤い玉かんざしを垂直にぐさっと。黒地の着物の袖には上半身裸の乱れ髪の女性が大きく描かれて。その、絵の女性が持ってるのは一連のコンドームのパッケージ。後ろ身ごろの裾には「こんどうむがいくつあっても かなわんちゃ」と書いてあり・・・そんな男女の睦事のフレーズがちりばめられた着物での舞い。

妖艶、いやもっと別の世界、、毒々しくて美しくて、見惚れながらウヒヒと笑う変なヤツ状態に・・とか書いてますが、頭が飛んで細かいこと覚えてない。。。ビートの効いた曲は、日本のオルタナ系ロックバンドの曲か、オーダーミックスされた音源かものこと。暗く深い赤の口紅。音のセンスもビジュアルセンスも好きすぎて、興奮が止まらないでした(写真は無しで..)

 

沢田ひろしさん「千曲川」2017.10@新開地劇場 

ゲスト出演日を聞いては追っかけて、この曲も何度か。

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泳ぐように、ぽーんと 舞台の上、身体を投げてゆかれる
舞踊の動きそのものをひたすら楽しませてもらう感じ

遊ぶような足袋のステップとか 扇が笠になるところとか

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「踊り」に捧げる踊り とでも言いましょうか。。気持ちいーー
個人的に上の写真が好きな1枚です    

 

 

松丸家りへどん 2017.10@鈴成り座

女形舞踊を始めてまだ間もないので 途中で止めないで どうか最後まで見てください」そんなアナウンスがあって登場した りへどん 

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ぎゃあぁぁぁ(可愛い たまらん)

子役さんはあっという間に 成長されるので
今日のこの子は明日にはいない
ひたすらの 今、この瞬間だけの一所懸命な舞踊に 胸を射抜かれました

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・・・バタッ(可愛さに倒れる音)

 

 

近江飛龍座長「山谷ブルース」2017.11@堺東羅い舞座 

男臭さがプンプンする 煙草の煙 赤い下駄

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焼酎じゃなくウヰスキーのボトルを煽り

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ベンチ1つ 星の天井 夜を過ごす 男の歌

 

 

一代新之助さん「歌って踊る俵星玄蕃」2017.11@浪速クラブ

ミニショーラストの一本でした
実際に歌いながらの舞踊はその人らしさがぐっと増し 臨場感半端なく 浪速クラブのステージに元禄男が駆け抜ける

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「稽古では一度も成功しなかった」と口上で言うておられましたが 

満席のお客さんのパワーが舞台の人に注がれ 歌って踊るハードなパフォーマンスなのに疲れるどころか勢いづいて 舞台突き破って飛んでゆきそうで 客席もますます盛り上がる

「百人力の舞踊」そんな光景を目の当たりにした興奮

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みんなかっこいい!人ってすごい! !

 

 

こうして振り返りますと なんというか偏りっぷりが露呈しますね。。
特に後半は ”破天荒ダンディ” とでも言いましょうか。
どんだけ好きやねん てね。わはは、わはははは..^^;

 

その一振りで 別世界に連れて行ってもらえる 

その方だけの舞踊の世界

ただただ、ありがとうございます。

 

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